#MUSIC VIDEO PRODUCE DIRECTION SHOOTING EDIT
作品概要
ミュージックビデオ クミコ「十年 / 人生のメリーゴーランド」
「十年」は、クミコ自身が歩んできた時間と、思い通りにならない人生の中で抱えてきた思いを、ラブソングとして昇華した楽曲を映像化したミュージックビデオである。本作には、クミコの長年の友人であり、同じ時代を共に歩んできた俳優・篠井英介が友情出演。互いに十年という時間を重ねてきた二人だからこそ表現できる、言葉にしきれない距離感や空気感が、映像に静かな深みを与えている。片思いの歌として描かれながらも、その奥には人生の哀しさと、それでも「明日」を見つめる希望が息づく。
時間と感情が重なり合うように紡がれた、余韻の残る作品である。
一方「人生のメリーゴーランド」は、ジブリ映画『ハウルの動く城』のテーマ曲として制作された楽曲。宮崎駿監督がクミコの歌声のファンだったことから、映画のパンフレットにコメント提供することとなり、映画を鑑賞したクミコが楽曲に惚れ込み、宮崎監督に日本語詞をつけて歌わせて欲しいと依頼した。監督の快諾のもと、詩人で作詞家の覚和歌子によって詞がつけられ、2006年に「人生のメリーゴーランド」として発表された。今回、村松崇継氏がリアレンジを担当している。
この曲を歌いたいと宮崎監督に願い出ると、監督は「クミコさんの『人生のメリーゴーランド』にしてください」は快諾してくれたと振り返るクミコ。「監督とのご縁をつないでくれた覚和歌子さん(「いつも何度でも」の作詞者)の言葉で2006年に出来上がったこの歌は、その年に発表したベストアルバムの中に入りました。この歌の主人公もまた思い通りにならない人生を生きていて、やはり最後に『明日』を見ます」と、「十年」と共通のテーマがあるようだ。
クライアント
出演
クミコ
篠井英介
制作プロダクション
NIGO PRODUCTION
